キミと出会えた物語

その瞬間…


『キャーーーー!!!!!!!!!!!』


うっさ!


「晃サマーーー!!」


「そんな女に手ぇ振らないでーーーーーー!!!」


「かっこいいーーーーーーーーーー!!!!!!」



そんな女って…ひどくね?


あたし普通だと思うんだけどーー…


「りっ凛!!」


「あー弥生。」


一体何だろ?

さっきまであんな叫んでたのに…


「今っ晃サマが…」


「晃サマ?」


「今ボール取りに来た人!!!凛知らないの!?」


あー…あの人ね。

無駄に爽やかっぽい人。


「晃サマに手振って貰えるなんて…凛がうらやましい!!いっそ凛になりたい!!」


おいおい…弥生落ちつけよ…



「まーいぃや。弥生、あたし先帰るから。じゃね!」


「え…ちょ…っ凛!?」


そう言ってあたしは去っていった。


弥生が何か言ってた気もするが…ま、いっか。
< 5 / 7 >

この作品をシェア

pagetop