あめだま (完)
  「そんな冗談ですよね!」
  「本気じゃない?ウソはついてねぇよ。」
   
   どうすればいんだろ?
   風希。どうすればいい?
   私は頭に頭痛がおき、たおれて
   しまった。
   目が覚めると、先輩はいなかった。 

  「大丈夫?動かないほうがいいよ!」

   やさしく声をかけてくれた、風希。
   そんな風希を裏切れない・・・。

  「流星くん。星奈、目覚めたよ。」
  「ん・・・。」

   流星がいる。

  「じゃ、私失礼するね。体は大丈夫
   だから。」

   私は、急いでこの場を出ようとした。 
   卑怯なのはわかってる。でも、
   こうするしかない!
   ベットから起きると、目の前に流星が
   いた。
   目があった。でも、目をそらして、
   保健室を出ようとすると、手を
   つかまれた。

  「まだ、うごかない方がいいんじゃぁない?」
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