あめだま (完)
「流星がいなくなるまであと3日。
何か、サプライズしてあげよ!」
笑麻先輩は、最後の日ショート
カットで来いといわれた。
なぜ??
「あの・・・なんで??」
「流星さ、星奈のショートカット
見たがってた。」
留絆先輩が言う。
「は・・・はい。わかりました。」
――――次の日。
刻々と過ぎていく時間。
お別れまで、あと2日になった。
1週間って、短いな・・・。
何度も思う言葉。
「はぁー。」
「なに、ため息ついてんの?
幸せぬけちゃうぞ!」
「幸せかぁー。」
幸せの意味さえわからなく
なっていく。
大切な人との別れ。
好きな人との別れ。
大好きな人との別れ。