あめだま (完)

夢にも思わなかった・・・。

 ―――最終日

 「遅いなぁー。星奈・・・。」

 「どうしたんだろ?」

  私は、最終日の日に寝坊を
  して遅れています。

 「流星・・・。あと1時間だな・・。」
 「あぁ・・・。」

 「星奈が来なくてさびしいのか(笑」

 「うっせーよ!兄貴のくせに!」

  私は、寝坊に気付き、一生懸命に
  走っている。
  空港に着いたのは、1時25分。

  間に合った・・・。

 「ごめん!遅れました!」

  笑麻先輩は、私の姿を見て
  絶句した。

  今日は、寝坊したせいで、
  髪はぐちゃぐちゃ。
  服はシワクチャ。

 「星~奈~!!」

 「へ?うわっ!!」

  私は、いままで気付かなかった
  髪や服の残酷さにショックを
  受けた。

 「・・・星奈らしいな・・・。」

  誰かがつぶやいた。
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