あめだま (完)
「へ?」
「お前らしい!」
流星だ。 1人で笑ってた。
私は、あなたが笑ってくれるなら
うれしいよ。
「へへ!うはははは。」
私もつられて笑ってしまった。
「バカップル・・・」
『1時30分の飛行機に乗る方は
急いでください。』
お別れ・・・。
あと、いつ会える?・・わからない・・。
帰ってこれない?・・わからない・・。
わからないけど信じてる。
帰ってきてくれることを・・・。
「じゃな、星奈・・・。」
「うん!バイバイ。」
「あっ、お前・・・髪・・・。」
「笑麻先輩に切ってもらった!」
すると、彼は、私の頭に手をおいて
『かわいい』といって、行ってしまった。
・・・さよなら・・・。
涙が溢れ出す。私の目から・・・。