あめだま (完)
「準備できました!」
「よしっ!
じゃ、行こう!
向こうには、銀が
いるよ。」
私達は、空港に
向かい銀くんと
待ち合わせした
場所に向かった。
「銀くんおまたせ~♪」
私がそういうと、
誰かの肩にぶつかった。
「いてて…」
「あ、すいません。
けが…は…」
そこにいたのは、
流星だった。
少し背がのびて、
大人っぽく
なった顔。
「星奈。ただいま。」
「お…かえ…り…。」
涙が出てくる。
止められないほど。
「ほら、あめ。前は
俺がもらったからさ、」
「…ありがと…。
大好き・・・。」
「…俺も好きだ。」
あめで出会って、
別れて。
でもまた、あめで
出会ったんだ。
そして、これからも…。
END