あめだま (完)
  「すいません。遅れました。」                          「遅いよ。星奈、あんた書記なんだからがんばれ!」                「笑麻先輩~!!大好き!!」                          「おバカ・・・。」                                
   私がいるこの生徒会は、明るく元気で
   先輩、後輩がみんな仲よし。 
   そんな中で、いちばん大好きな先輩は、
   笑麻先輩でもあるが・・・。

  「おい!星奈。ぼーっとしてるぞ!」
  「はっ、すいません」

   そう。私の好きな人は、生徒会会長の
   空山留絆先輩。
   私は、一年生で彼に憧れ、二年生に生徒会に入り、
   今書記をやっている。

  「星奈は天然なのか?バカなのか?」
  「ん?どっちでしょう??」

   生徒会のカギを置きに行くときは、
   先輩と一緒にいけるチャンスの時間。

  「留絆先輩は、好きな人います?」
  「ん?どうだろ?」
  「どうなんですか?」
  「ほら、星奈。早く帰れ暗くなるぞ!」
  「はーい。」
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