幼なじみの距離
始まり
私はこの季節が一番好き
大好きなこの場所も真っ赤に色づいて.とても綺麗。
心地よいそよ風にウトウトしながら草むらに寝そべっていた。
「こーんなとこで寝てっと、襲われるぞー」
顔を見なくても分かる。
この声.岳明(タケアキ)だ。
「私を襲う物好きなんかいないよ」
また可愛くないこと言っちゃった。
小さい頃から素直になれない私。
「またそんな事言う。世の中には物好きもいるんだぞ」
岳明は笑いながら私のとなりに寝そべった。