幼なじみの距離
「たっ.岳明には関係ないよ」



まさか本人に言えるわけなくて.ついそっけない言い方になってしまう。



「そ−かよ」



岳明の声がいつもより低いのに驚いて隣を向くと



「んっ...」



唇を塞がれた。



「たけ..あき?」



いつになく激しいキスに戸惑っていると.唇の隙間から舌が入り込んで来た。



「..ふっ...」



漏れる声に恥ずかしくなって.岳明の肩を押すけど離れる気配がない。





息が苦しくなってきたころ.やっと唇が離れた。


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