この恋が終わる瞬間を
静かな部屋で、飲みかけて置いていった春樹のコーヒーを見つめる。
ミルクたっぷりの春樹、静司はブラック、私はお砂糖とミルクを少しずつ。
幼馴染みだからわかること。
ずっと三人一緒にいたからわかる習慣。
でも今、それが崩れようとしている。
あの後、春樹に何を言ったのかよく覚えていない。
しばらく何か話して、春樹は帰って行った。
…私達、もう今までみたいに三人じゃいられない。
私の大好きだった、居心地の良かった場所がなくなってしまう。
長い時間かけて積み上げたものが、一瞬で。
…そのことが、ただただ悲しかった。
ミルクたっぷりの春樹、静司はブラック、私はお砂糖とミルクを少しずつ。
幼馴染みだからわかること。
ずっと三人一緒にいたからわかる習慣。
でも今、それが崩れようとしている。
あの後、春樹に何を言ったのかよく覚えていない。
しばらく何か話して、春樹は帰って行った。
…私達、もう今までみたいに三人じゃいられない。
私の大好きだった、居心地の良かった場所がなくなってしまう。
長い時間かけて積み上げたものが、一瞬で。
…そのことが、ただただ悲しかった。