30年後も…
9月14日。
「今日夜9時ぐらいに、チャットできる?」
アキラからのメール。
「うん。友達と飲みに行くけど、9時までに帰るからできるよ。」
今日はアキラがチャットしてくれる。
パソコンを立ち上げ、化粧直し。
9時前。
アキラから着信。
「今、納品しないと行けない物があって、まだ納品できてないんだ。だからチャット間に合わないかも。」
「えー?まぢでー?」
─もっと早くにゆってくれたら、まだ友達と飲めたじゃん─
「本当にごめん。」
「いーよ。」
「今な津山駅ってとこ」
─ん?それって私の家の近く─
「嘘でしょー」
「本当だよ」
「はいはい。じゃあ、そこの駅の名前写して、写メしてよー」
「わかったよー」
─ピッピッ─
アキラから写メが。
私の町の見慣れた駅の景色が。
「アキラ!すぐに行くから待ってて!」
私は家を飛び出した。
─本当にきてくれたんだ。本当に?─
本当は会うのが怖かった。
私はアキラに嘘をついていた。
それは身長。
私は長身で、175センチもある。
アキラには168センチと嘘をついていた。
嫌われたくない。
アキラが作りあげてる"紗理奈"の理想像を崩したくなかった。
それでも230キロとゆう距離を会いに来てくれたアキラに会いたかった。
アキラと電話をしながら、アキラが来てくれてる場所まで向かった。
アキラからのメール。
「うん。友達と飲みに行くけど、9時までに帰るからできるよ。」
今日はアキラがチャットしてくれる。
パソコンを立ち上げ、化粧直し。
9時前。
アキラから着信。
「今、納品しないと行けない物があって、まだ納品できてないんだ。だからチャット間に合わないかも。」
「えー?まぢでー?」
─もっと早くにゆってくれたら、まだ友達と飲めたじゃん─
「本当にごめん。」
「いーよ。」
「今な津山駅ってとこ」
─ん?それって私の家の近く─
「嘘でしょー」
「本当だよ」
「はいはい。じゃあ、そこの駅の名前写して、写メしてよー」
「わかったよー」
─ピッピッ─
アキラから写メが。
私の町の見慣れた駅の景色が。
「アキラ!すぐに行くから待ってて!」
私は家を飛び出した。
─本当にきてくれたんだ。本当に?─
本当は会うのが怖かった。
私はアキラに嘘をついていた。
それは身長。
私は長身で、175センチもある。
アキラには168センチと嘘をついていた。
嫌われたくない。
アキラが作りあげてる"紗理奈"の理想像を崩したくなかった。
それでも230キロとゆう距離を会いに来てくれたアキラに会いたかった。
アキラと電話をしながら、アキラが来てくれてる場所まで向かった。