初恋。
すれちがい。
君と会えなくなったのは、
突然のこと。
塾が変わり、
元々学校も違う私達は、
ケータイでのやりとりが唯一のつながりに
なってしまった。
「塾離れても、メールしてね?」
寂しくて、デートしたときにそう言うと、
「うん。」
と彼は何事も無かったように頷いた。
寂しくないのかな......
悲しい気持ちで胸がいっぱいになった。
でも、バレンタインデーにチョコをあげると、
とっても喜んでいた。
ホワイトデーには初めて彼からデートに誘われ、
可愛いクマのお菓子や
イニシャルの入ったストラップを貰った。
またケータイに
君との思い出が増えた。