桜乱~花咲く君たちへ~
歩くこと10分
ここって本当に桜桃学園か?
うんそうだ。なにこのでかさ。
本当に、不良校か? ま、いいか。
「よし、いくぞ!」
とは言ったものの・・・。
(視線がいたい。)
「はあ~。」
そうため息をついたときだった。
『あれ?見ない顔だね、君。』
『おっ!マジだ!お前名前なんてーの?』
『おい!あんまりいじめるな。かわいそうだろ。』
はっ?こいつら誰?うざいんだけど。
そう願って私・・・俺は言った。
「あんたら誰?俺さ今機嫌わりいから。あとにしてくれる?」
『『『・・・・・・・え?』』』
こいつら、阿呆か?
そして、沈黙が続いた。
まわりで騒いでたやつらも一気に静まり返ってるし。
・・・、こいつら、何者だ?
『・・・っぷ』
『・・・っひゃ』
『・・・っふ』
「・・・っは?」
『『『あははははははは』』』
「へ?え?な、何?」
すると、阿保3人集(勝手に名付けた)のうちの1人が口を開いた。
『お前みたいなやつ、初めてだわ。』
そして、2人目が口を開いた。
『俺も、俺も。俺たちにこんな口きいたのお前が初めてだ!』
そんで、最後。
『そうだね。それに見ない顔だし、転校生とかかな?』