桜乱～花咲く君たちへ～

やっぱり、こいつら私が思った通り白夜のやつらか、
・・・・てことは、こいつらが幹部ってことは、総長と副もいるのか？
じゃあ、私が桜花に入っていることは、隠したほうがよさそうだ。
まあ、ばれたときは素直に今まで私がしていたことを話そうじゃないか。
でも、やっぱり「あのこと」はいいたくないな。
とりあえず、知らないふりでもしとこう。

「ふ～ん。そっか。」

『あっ、自己紹介してるうちに理事長室、ついたよ。
　じゃあね、楓。』

『おう、じゃあな！』

『ばいばい！楓！』

「あぁ。」

そして、3人は去って行った。

「よし、いくか。」

私は、面倒くさかったけど、理事長室へと足を進めた。

「失礼します。・・・？おじさんいる？」

『・・・・う～ん。』

なんと、おじさん（理事長）は寝ていた。

「はぁ、起こすか、めんどいな。」

私はおじさんに「ごめん」と言う気持ちでスーパーキックをお見舞いした。

『いってーーーーー!!!何すんだこの野郎（怒）！』

「てめーが起きないからだろ。悟（さとし）さんよう（殺気）。」

そう、この人がうちの父さんの兄貴なんです。でも、私には、逆らえない
臆病ものです。この阿保親父2号です。

『げっ、楓・・・ごめん。
　・・・・・それで、転入について聞きに来たのか?』

「そうだよ。で、あたし（言葉にする時は私じゃなくあたしです。）は
　どこのクラスなの？」

『あー、楓は1―Sだよ。』

「Sって何?・・・もしかして、この学校金持ち学校だたりする?」

『その通り。うちは不良こうでもあるけど、家が金持ちだったり、
　超頭が良い生徒が秀才で入るような、名づけて「エリート不良男子学校」だよ♪』

「そっか、じゃあ、あたしは？秀才？それとも花園財閥の息子？
　あと、あたしの知ってる人とかいるの？」

『あ～、楓はね、花園財閥の息子として入ってもらうよ。あと楓の知ってる
　人は、椿（つばき）がいるよ。安心して、彼女もしっかり男装してるし
　それと、S組だから。』