桜乱～花咲く君たちへ～

「あのさ、椿。」




『何、楓？・・・もしかして、桜花のこと？』



「おう。椿は言ったのか？俺たちの正体。」




『うん。でも、＜女＞ってことだけ言ったから、桜花のことは知らないよ。』



「そっか・・・あ、椿のことだから俺のこと＜姉貴＞だ。とか言ってないよな？」



『言ってないよ。ただ、姉妹（きょうだい）がいることは言ってたけど。』



「じゃあ、俺も黙っておくよ。このまま平和に過ごせたらいいなぁ。ハァ…。」



「たぶん。『無理だけど」』




『そりゃあ、白夜と関わりを持った以上無理な話だよ。あ、あとね。僕、白夜の幹部やってることになってるから。』




「・・・・・・え、桜花は？まさか、みんなが許してくれたとか？」



『その通り！さすが、成績トップ！！あとね、楓も入ってもらうからね。ちなみに幹部だから。』




「納得いかないね（黒笑）。陸と話してくる。」