忘れな草の栞




うん。表し方がおかしいかもしれない。


訂正しよう。

目の前には亞梨子のパンクした自転車があり、所有者である私が使うはずである私の自転車がないのだ。





後ろでお母さんが思い出したように爆弾をとうかさせる。





「……あ、真梨亜の自転車なら亞梨子が乗って行ったわよ?」




















「死んだ!」






遅刻まであと8分。



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