イケメンたちと胸キュンLife☆
私達は反射的に女の子達の声がした教室のドアを見る。
もう、話の腰を折られたんだから5人全員で睨むように。
っ・・・うるさっ。
まあ予想してた通りといっちゃあ予想通りの人が私のクラスのドアにいた。
白岡慶太だ。
うちの学校で雄叫びがある理由なんて大概白岡慶太が現れたとき。
それか変な虫がでたとき。
それか文化祭、体育祭、球技大会。
まあ今は虫がでる暖かい季節じゃないし。
今、行事中じゃないし。
思いつくのは一番先に言った奴。
でも私達は無関係なわけだから、一瞬だけ睨むとすぐに体勢を変えて話に戻る。
「ね、今何の話してたっけ?」
私が皆に問い掛ける。
「あぁ、樹菜と里沙のお弁当のたこさんウインナーのはな・・・「樹菜ーーーっ」
本日二度目。
奈々の話を断ち切る大声。てか叫び。