イケメンたちと胸キュンLife☆


慶太は恥ずかしがってるのか照れてんのか面白がっているのか分からないけど何故か髪をわしゃわしゃしてる。



あー、せっかくセットしているのであろうに・・・。





私はお弁当が入っていたバックからポーチを取り出した。




ポーチはビューラーやら、ピンやらコームなどがゴチャゴチャしていて中々私が探しているものは見つからない。



数秒探して見つかると私は彼にさしだす。




「はいこれ」



私は慶太の真ん前にそれを置く。




「・・・何これ」




え・・・?


何これって・・・?


見ればわかるでしょ。




「ワックスでしょ。」


もちろん女物。


私は平然という。



なのに慶太は何故か唖然。


ん?呆然?硬直?



「こ・・・これで何をしろと?」




「髪直せばなぁーって。」




うちらのおもちゃは何故か皆髪が命。


4人のポーチの中を探れば必ず髪系の用品がゴロゴロある。


アイロンだっていれてくるときある。




そんな私達がワックスやヘアスプレーを持っていないはずがない。



「あんた馬鹿?」



そして慶太は私にワックスをかえした。




「あなたより順位高いですが」



慶太は私がそう言ったとたんため息をはいた。



は?



「俺、そういうの使わねぇし。


今そういう話してねぇし。


今・・・その・・・


俺の恋愛相談?して・・・る?んだし・・・」



そう言い終わるとまた髪をわしゃわしゃする。



あー、また髪が・・・。


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