イケメンたちと胸キュンLife☆
「あぁー・・・。
先に言ってよ!」
私の声色はかなり急に変化しただろう。
グーッと明るくなった。
そう自分の声の変わりように少し苦笑しているとき、返事がかえってきた。
『お前ならわかってくれると思ったのにな・・・』
・・・。私とは打って変わって切なげな声で小さく言う慶太。
なんで、そんなに悲しそうに言うの?
「・・・」
私は何も言わなかった。
いや、言えなかった。
空気が一気に重くなった気がした。
そんな空気の中で声はかなりだしにくい。
いきなり喉がカラカラになって、生唾を飲み込んだ。
そうした次の瞬間に相手の声がかえってきた。
「・・・
さっきはゴメンな。」
・・・まだまだ悲しそうに言う慶太。
「うん・・・」
私はそれしか言うことができなかった。