イケメンたちと胸キュンLife☆
あ、別にドアを殴るわけではないよ。
さすがにドアを壊して、聖を追い出す、的なことは考えてないからね?
私はノックするだけだから。
ん??私は今誰に話しかけてるんだ。
自分、バカだ。
そしてまたため息。
まあしょうがない。
そんな決意をしてこんこんとドアに拳をあてた。
「はい」
聖の声がする。
うん・・・この際・・・
「樹菜だよ~」
私は何故か開き直ったような声でそういう。
「おう!はいりな~」
私はぎぃっとドアを開けた。
次の瞬間、
「キャッ!」
入った途端に、腕をつかまれ、聖の腕の中・・・
ボボボっと体温が上がってく。
なんでこんな展開になっちゃうの!?
「あの・・・」
私はなんとか声を振り絞る。
そしてなんとか首をあげ、聖を見上げた。
そして聖が一言。
「ヤバいっ!反応超新鮮!可愛いぃな、お前。」
私を抱きしめながら見下ろす。
その瞳はとっても綺麗で・・・
って!
「は!?」
なななな・・・
絶対この人私のことからかってるっ!
私のどこが可愛いわけっ!?
ちょっと・・・