イケメンたちと胸キュンLife☆
私はそれからも負けずにどんどん色々な店にはいっていく。
「ごめん。もう募集してないよ」
「あ~もう足りてるんだよね~」
「ごめんね~他あたってくれる?」
そんな言葉をいくつもいくつも聞く。
そうしてるうちにもう夕方。
厳しい世の中っていうのを痛感した。
ずっとこんな・・・一人で生きてきたことなかったから・・・。
こんなに世間が痛いだなんて知らなかった。
今日は諦めて公園に戻る。
「はぁっ・・・」
ゆっくりとぼとぼ歩いていたからもう真っ暗だ。
私はポケットをあさった。
家を追い出されたときにたまたま数百円持っていたんだ。
今・・何時だろ・・・
私、最近全然食べてない・・・。
買いに行こうとも何故か思えなかった。
その理由はきっと世の中という強く、痛む風にあたりたくないのだろう。
不吉なことしか浮かびこまない私の思考回路。
思わずベンチに座って一粒の涙がこぼれた。