イケメンたちと胸キュンLife☆
「あの・・・どちらさま・・・?」
私はその人に尋ねる。
そうすると男の人はハッとしたように口をひらく。
「あ、これはこれは・・
えっと栗山 慎さんの職場のものですっ・・・」
その人はペコっと頭をさげた。
「っくっ・・・」
私は笑いを呑み込んだ。
いかにも頭上が私たちにむきだしになってしまい過ぎている。
それでも真奈は口をひらく。
「あ~っ・・・慎っ!」
真奈は叫んだ。
すると数秒して慎さんが現れた。ダルそうに声をあげながら。
「ん~?」
いかにもルーズな格好。
スウェットに上はパーカー。
でも訪れてきた相手を見て、ハッとしたように背筋を伸ばした。
「校長っ!」
慎さんがペコリと頭を咄嗟にさげた。
「「「校長?」」」
私たち全員は声がそろってしまった。
どういうこと?