無愛想なマリア様☆X'masミラクル☆

「もし、トナカイが居なくなってしまったら、そりを動かす事が出来なくなってしまって、サンタさんが困ってしまうよ」

『こまる…?』

「そう。例えはちょっと違うかもだけど、愛梨亜だって、パパ…いや、ママを誰かにちょうだいって言われたらどうする?」

『いや!ママはマリアのママだもん!!』

「そうだよね。サンタさんだってそうだよ。特に赤鼻のトナカイは暗い夜に道を照らす重要な役目をしてる。道が分からないと、子供達にプレゼントを配る事も出来ないからね」

『…………』


パパの言う事を理解しようと黙ったあたしにパパは微笑みながらあたしを見た。

「サンタさんにとって、トナカイは霧の中や険しい道を照らしてサンタさんを助けてくれる大切なパートナーなんだ」


『ぱー…?』




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