無愛想なマリア様☆X'masミラクル☆
一度あたしから外した視線をあたしの方に戻した時は、もう覚悟決めたっていうか、真剣な表情をしてて、あたしは嫌な予感がした。
「君のママと結婚させて下さい!」
『え……』
そう言ってくる彼に驚いたと同時に、やっぱり…と、冷静に思ってるあたしも居た。
考えないようにしてたけど、わざわざあたしにしなきゃいけない話なんてそれ位しかないよね…。
そう冷めたあたしが何処かで思ってる。
でも、それよりも、現実にそうなってしまって動揺してるあたしの方が強くて、逃げたししてしまいたくなる。
『何で結婚…?』
それを悟られないように必死で堪えて聞く。
だって、別に付き合ってるだけで良いじゃない。
わざわざ結婚なんてしなくても…。
あたしが反対したら結婚しないのかな…。
なんて、一瞬考えたけどそれもすぐに崩される事になる…。