無愛想なマリア様☆X'masミラクル☆

「っ…///」

『キャッ…』

「その顔反則だから…」

『ちょっと!何…』


いきなり抱き締められて、軽くパニックになるあたし。


「でも、愛梨亜が笑ってくれて良かった。ずっと愛梨亜には笑って欲しかったから…」

『安部くん…』


いつもはお調子者で、空気読めない感じなのに、今日の事で実は1番彼が大人なのかもしれないと思った。


「さっき、ちゃんと言えなかったけど…俺…愛梨亜の事が好きなんだ」

『っ…//』


初めて彼からちゃんと聞いた好きの言葉。

ドキドキする胸。


『えっと…』

「あ!返事とかすぐじゃなくて良いから。俺が言っときたかっただけだし。つーか、今日色々大変だったのにごめん!」


あたしの言葉を阻んで、あたしの体を話すと、1人でバーっと喋って照れたように頭を掻いてる。



――《♪♪♪!!》


「うおっ!」

『っ…!何、もう!!』


微妙な沈黙が流れてる時に両方の携帯が鳴るもんだから本当の意味で心臓に悪い…。


っていうか慌てすぎて病院なのに電源切るの忘れてた…。

鳴らなくて良かったよ…。



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