無愛想なマリア様☆X'masミラクル☆
『はい?』
何だろう?選択授業は2クラス合同だから、多分隣のクラスの人だと思うけど。
「あ、あの~…」
何故かしどろもどろな男子。
しかもちょっと離れた所で数人の男子が見てる。
『?何か用?』
はっきりしない男子にあたしは言う。
「あっ!あの…アドレスとか教えて貰えたり…」
『…何で?』
「そっ…!それは…何でも無いです…」
そう言うと、肩を落としてこちらを見て居た男子の方に戻って行く。
「だから、無理って言っただろ」
「マリア様は落とせねぇって!!」
口々に言いながらさっきの男子を慰めるようにして他の男子も出て行った。
「あ~あ、可哀想に」
振り向くと、いつの間にか起きたらしいサチ。