テレビ塔
出会い
『今年もまた雪か…』
札幌に今年も冬がやってきた、周りの景色が真っ白に染まる、キレイだけれど厳しい季節。
雪が降ると思い出す、彼女と過ごしたあの頃を…。
僕の名前は『木村 恭介』生まれも育ちも北海道の札幌市だ、ごく普通の家庭に育ってきた。
そんな僕の初恋は中学生になってからだった。
僕の中学校は学校の決まりで部活に入部しないといけなかった、特にやりたいこともなかったのでなんとなく部活を探していたら友達に美術部に誘われた、小学校の頃から美術の成績はまぁまぁだったので美術部入ることにした。
初めての部活の日に上級生の前で新入部員の自己紹介をかねたレクがあった、みんなの前での自己紹介はなんか照れ臭かった、少し赤くなっていたと思う。美術部は新入部員の4人を入れて15人くらいしかいなかった、そんな中、独り隅の方でスケッチブックを開いている先輩がいた、うつむいているので顔がわからない、どうしても気になり先輩の横に座った、
『あの…隣いいですか?』
「………。」
完璧に無視された…でも少し顔をあげてくれた。
一瞬息を飲んでしまった、とてもキレイだった。
僕は中1の春に一目惚れをした。
札幌に今年も冬がやってきた、周りの景色が真っ白に染まる、キレイだけれど厳しい季節。
雪が降ると思い出す、彼女と過ごしたあの頃を…。
僕の名前は『木村 恭介』生まれも育ちも北海道の札幌市だ、ごく普通の家庭に育ってきた。
そんな僕の初恋は中学生になってからだった。
僕の中学校は学校の決まりで部活に入部しないといけなかった、特にやりたいこともなかったのでなんとなく部活を探していたら友達に美術部に誘われた、小学校の頃から美術の成績はまぁまぁだったので美術部入ることにした。
初めての部活の日に上級生の前で新入部員の自己紹介をかねたレクがあった、みんなの前での自己紹介はなんか照れ臭かった、少し赤くなっていたと思う。美術部は新入部員の4人を入れて15人くらいしかいなかった、そんな中、独り隅の方でスケッチブックを開いている先輩がいた、うつむいているので顔がわからない、どうしても気になり先輩の横に座った、
『あの…隣いいですか?』
「………。」
完璧に無視された…でも少し顔をあげてくれた。
一瞬息を飲んでしまった、とてもキレイだった。
僕は中1の春に一目惚れをした。