純愛3〜最終章〜すれ違いの恋〜


【しつけ】のことは 当たり前だと思う反面 まだわかんないだろうと言う気持ちもある



「じゃーさ 華子はこっちのパパと暮らす?華子の好きな方と暮らしていいのよ」


と 洋子が言う


まだ幼い華子は首をかしげながら オレを指差した


華子もかわいい でも麻衣のことも大切だ!きっといきなり華子が居ると辛い思いもするだろう


だからオレはすぐに華子に向かって


「パパのところにおいで」


と 言うことができなかった


洋子の『陽介!』と いう呼びかけで我に返り


「華子が本当にパパと暮らしたいと思ったらおいで」


と 伝えた









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