純愛3〜最終章〜すれ違いの恋〜
☆淋しい誕生日
「麻衣誕生日おめでとう」
朝早くから 母からの電話で目が覚める
「そうか あたしの誕生日か・・・」
「ちょっと!自分の誕生日くらい忘れないでよ」
「忘れてるわけじゃないけど このところ忙しかったから」
「何? 誕生日忘れるくらい陽介君とラブラブなわけ?」
「そんなことじゃーないけど?なんでそういうかな?」
「見ちゃったもん!先週スーパーで買い物してたでしょう?」
「先週?・・・あっ・・・男の豚キムチを食べた日だ」
「声えかけようか?って思ったんだけど あたしもお友達が居たから」
「かけてくれればよかったのに」
「まー いいわ うまくやってて」
「うん 喧嘩はするけど 仲直りも早いし」