君想~君が傍にいるだけで~


放課後。

ぁたしと梨香が一緒に帰ってる。

「双葉君
まだ、翔子のこと…ー」

「そんなわけないから!」

「だといいけど」

「あははぁ」


多分、梨香は、双葉がまだぁたしのこと好きだって言いたいんだと思う。

ぁたしも、そう思う。


けど、それを認めたら、ぁたしはその気持ちに押しつぶされて、柚羅兄を好きでいれなくなると思うの…


だから、梨香には、そう思わせといた。




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