君想~君が傍にいるだけで~
柚羅side


「ゆっ
柚羅兄の…

バカァーーーーーーー」


バカとか言われちゃったんですけど…

あぁ


なんか

ショックだな。


「ヒックッ
うぅーッ」

翔子、泣いてるし…

隣の部屋から聞こえる翔子の泣き声を聞いて、いても立ってもいられなくなったオレは、無意識に、翔子の部屋へと行っていた。



「大丈夫か?」

「う、ん…
ヒックッ」

「ごめんな…」

「ぁ、たし、こそ
ヒックッ
ごめ、ん
うー」


オレは…

翔子を…


抱きしめていた。




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