君想~君が傍にいるだけで~


「痛い
痛いよ
柚羅兄!!」

「あっ
わりぃ…」

引っ張っていたぁたしの手を離す。


「あんなとこで
しかもあいつと
何の話ししてたわけ?」

「そっ
それは…」

「言えよ」

柚羅兄が怒ってる。

「かっ
関係ないじゃん!!」

柚羅兄と合わせていた目をそらす。


「関係あるから聞いてんだよ!!」

ゆ、ら兄、怖い…

「言えって言ってんだろ!!」

「柚羅兄には関係ないでしょ!!
第一、柚羅兄自分勝手すぎだよ
ぁたしが休日どう過ごそうと、双葉と何話そうと、勝手でしょ?!
ぁたしの気持ち知らないで、自分のこと押し付けないでよ!!」


そう言い終え、涙が溢れてきた。


その場にいるのが辛くて、ぁたしは、走って、家に帰った。




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