君想~君が傍にいるだけで~


「オレも、双葉の家に、おまえを迎えにいったその時から、好きだったんだ…」


ねぇ

柚羅兄…

じゃぁなんで、彼女なんか作ったの?


「柚羅兄には…


彼女がいるんじゃなかったの?」


涙ぐみながら、柚羅兄を見つめる。


「おまえのことが好き
だからこそ、彼女作ったんだよ…

兄妹の恋愛なんて、できるわけないって思ってた

だから、おまえを忘れるために
彼女を作った

でも、おまえを忘れることなんてできなかった

だから…
昨日

別れてきたんだ…」


柚羅兄…


ぁたしも、柚羅兄を忘れることなんてできなかったよ…




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