君想~君が傍にいるだけで~
早足で、ステージに立つと、柚羅兄が話しはじめた。
「確かに翔子はオレと兄妹だ
でもな、血の繋がりはねぇんだよ
この件については、オレ達家族全員が納得して、協力してくれてる
おまえらに、とやかく言われる筋合いはねぇんだよ!
翔子は絶対、オレが守る!!」
所々で、拍手が起こっている。
「ごほんっ」
校長先生が話しはじめた。
「そうだろう…
まぁ、お兄さん、早まるんじゃない
みなさん、私達も、応援しようじゃありませんか!
」
みんなが、一斉に拍手した。