同じ孤独を感じている
A side 蓮見

“愛している”

“約束”

“永遠”

“ずっと一緒”


そんな、言葉でしか命を持たないようなものなら、私はいらない。


いらない。


何回、貴方に言い聞かせたのだろう。


でも貴方は、私がいらないと何回言っても


まるで挨拶をするように、その言葉を言い続けたよね。


それが私にとって、どれほどの痛みになっていたのかも、わからずに。

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