甘いシロップと香辛料





「カズヤ、重いよ・・・」



「認めてよー、咲~・・・」




耳元でカズヤがつぶやく・・・。
吐息があたしの頬をくすぐる。
カズヤの行動はエロい・・・。



「カズヤ、・・・とりあえず、飲みな?」



あたしはそういって紛らわせた。
一歩間違えば、カズヤが好きになりそう。
優しいしぐさも、
そうゆうの嫌いじゃないから。

楽しいしね。
でも、スキにはあまりなりたくない。

スキになっちゃうと抜けられなくなりそう。

それが、なんとなく自由じゃない気がして嫌だ。




そうして、しばらく飲んだ。





そして、カズヤと寝た。
カズヤはあたしを一途に見ていた。
優しかった。


まぁ、これで何回目??
スキでもない人と寝るの・・・。






まぁ、多くはないよ、そんなに。
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