甘いシロップと香辛料
朝。
気持ちよく晴れ渡っていた。
青空には雲が少ない。
カーテンを少しあけて除いていた。
差し込む日差しがちょうどよく、あたしを明るく照らす。
たまに吹く風を浴びながら、ただ、景色を眺めていた。
「咲、準備できた?」
「…うん。いいよ」
今日は、あたしの家へ向かう。
あたしは薫と駅へと向かうため薫の両親にあいさつをして家をでた。
「気おつけて」
薫のお母さんは、駅までおくろうか?といったが
天気がいいので歩いていく。とあたしが言い切ったので
そうした。
心配そうに見つめるお母さんに見送られ家をあとにした。
電車に乗り継いで目的の駅についた。
薫は、揺れるときあたしをすごいかばってくれた。
それが、薫の優しさ。
あたしのスキになったところ。
駅からバスにのって歩く。
そうすると、そこにある1件の家。
そこにあたしと薫は入った。