甘いシロップと香辛料
「僕は、なにをしてでも守ります!!」
そういうと、薫はまっすぐお父さんを見つめた。
「うん、そうか。それなら、とめない。でも咲?辛くなったらいつでもやめていいんだよ?」
「ううん。やめないよ…絶対」
やめないよ?お父さん。
薫に会うまで…
薫に会って、恋をするまでのときのほうが、
辛かったよ。
体は辛くない。
ココロが、辛かったんだよ…。
きっと、悲鳴をあげていたんだよ。
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