甘いシロップと香辛料





咲はすぐに救急車ではこばれた。
まだ、時間が早かったため病院はすぐに受け付けてくれた。
俺は夢中で咲の名前を呼んだ。
そして、無事を祈った。



病院について、すぐに咲の親に電話をした。
お母さん1人でお父さんはまだ帰ってなかったらしい。
でも、すぐにお母さんが駆けつけてくれた。




不安な俺に、



「咲なら大丈夫よ」



といい、慰めてくれた。
でも、心配だった。




咲…、無事でいてくれ…。








カシャン…!




ライトの光が落ちた。
そして中から看護婦さんが出てきてこういった。




「無事に生まれました。
元気な男の子ですよ」




俺はそういわれ安心して崩れ落ちた。
でも、すぐに立ち上がり咲のもとへ向かった。




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