甘いシロップと香辛料



薫と別れたあと

あたしは、シャワーを浴びて部屋着を来た。
黒と青であしらわれた部屋。

ベッドに座り、音楽を聴いていた。
そしたらけたたましく携帯が鳴り響いた。


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DEAR:愁
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久しぶり
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今どこ?
家いる?

これから会える?



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愁。
あたしの友達。
あたしはすぐに準備をし、愁にメールを送った。




"いいよ、"ただ、これだけ。


そしたら愁から返信が来て、迎えに来るらしい。
あたしの家は教えていないから駅まで歩いていった。



そしたら愁がいた。

金髪に無数のピアス。
整った顔立ち。

愁はどこでも目立つ。
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