甘いシロップと香辛料





休み時間。
ユアが薫に会いたいと言うのでB組にいった。


薫は、すっかりクラスと打ち解けていた。
女子が数人寄り着いていた。
ユアは少し不安そうな顔をしていた。


「大丈夫かな?」


「大丈夫」


あたしはそういってクラスに入った。
そして薫のところにいった。




「薫、」



「おぉ、咲!」



周りの数人が驚いていた。
そして、遠慮していなくなった。




「ユアだよ、覚えてる?」


ユアが薫のほうを向いていった。



「あぁ、ユアか。咲とまた一緒だな」

「それは、薫クンもでしょ!!」



ユアは笑いながら言った。



「ところでさ、咲、こいつ!」


薫の横には1人の少年がいた。
どうやら、友達…だね。



「創魔(ソウマ)、ちょーいいやつ☆」
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