甘いシロップと香辛料






あたし…想っている以上に
薫が好き…。






あぁ…もっとはやく薫とこんな風になれてたらな…。

そしたら、あたしは…
過ちをしなくてすんだかも…。
ただ、自分の欲求を満たして…、
かっこいいし、友達だからと
言い訳をつけてた。



それって、今思えばすごい間違い。
あたしは…みんなが想っている以上に
自分が想っている以上に
寂しがりなんだ…。



はは…。
なんか、いろいろ考えすぎ…。
あたしっぽくないな…。




そうおもいながらあたしはベッドに倒れこんだ。
考えているうちに暗くなっていた。



今日は、シャワーを浴びて寝よう…。


そう思い冷蔵庫を開ける。
目に入るのはカズヤが残していった酒の缶。
いつもは躊躇なく飲むけど…。


今はそんなことできない…。



ねぇ…薫??
あなたとゆう存在は大きいね。
人は、手に入れたいもののためなら…
好きなもののためなら…
どこまでできるんだろうね…???
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