甘いシロップと香辛料
葉山 咲…――――――――。
俺の幼馴染。
こいつは、中学まで一緒で、
近所だったが遠い高校にいくことになり、あいつだけ引っ越したんだ。
恥ずかしながら、俺は咲のことが好きだ。
自分で言うのもなんだけど一途なんだ…。
だから、今でもスキ。
思いを伝えられなくて、いなくなってしまった彼女。
夏休みのお盆のときはこっちに戻ってくるみたいだったから。
俺はそのときだけでも会おうと想っていた。
でも、もう引っ越したからな…。
メアド…きいときゃよかった…。
そして、あいつは今もどこかの学校でがんばっている、
俺もがんばらなきゃな…。
そう思い電車に乗り込む。