甘いシロップと香辛料
そうしていくうちに、咲との距離はだんだん広がり、もう、耐えられない…。
本当は今すぐに抱きしめたい…。
今すぐにでも思いを伝えたい。
本当は合えたとき、
ガラじゃないけど…、運命って思ったよ?
だから、スキだよ。そう伝えたい。
でも、俺にはそんな勇気はない。
あの時…約束したのに。
《咲は、我慢しすぎなんだよ!!もっと甘えればいいじゃん??辛くなったら俺が守ってやるし》
幼いながら、勇気を出していった言葉。
咲が忘れたとしても忘れない約束。
でも、咲はほかの誰かを必要とするかもしれない。
ソウマ…、
おまえの友達なのに…、
全面協力できなくてごめん。
でも、俺は咲が好きだから…。
少し、まってな…、
すぐに忘れるから…
だから、咲もソウマもそばにいて…?
2人の幸せが俺にとっての幸せだから…。