甘いシロップと香辛料




ある日、ユアに遊びに誘われた。
いつもは4人で帰っているが、今日は2人で帰りたいといわれた。
俺に断る理由はなかった。


ソウマもそのほうがいいといっていた。
俺は、なにも言い返せない。


ただ、「いいよ」と笑顔で言った。



俺はゲーセンに行った。


そして、ユアが取ってほしいといったペアのストラップを取った。
そしたらすごい喜んでいた。
隣が咲だったら…。
なんて思った。



ユアは俺にペアの片方をつけてほしいといってきた。
断ったがしつこいのでつけてあげた。
あと、ユアが少し泣きそうだったから。



なんで俺は、みんなを悲しませてしまうんだろ…。



自分が嫌になってきた。




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