甘いシロップと香辛料
「咲ー、ただいまー」
ユアがあたしのところに戻ってきた。
「おかえり」
あたしは笑顔でそういった。
ユアは今日は上機嫌だった。
「どうしたのぉ?」
「あのねぇ…、あたし、気になってた先輩が告白してくれた!!」
「まじ?神崎先輩?」
「ぅん…、すごいうれしい…」
ユアはすごい恥ずかしがっていた。
神崎先輩とはユアが気にかけていた先輩。
顔は…かっこいいね。
「付き合うの??」
「うん!!」
ユアはすごいうれしそうだった。
よかったねぇー…。
でも、ユアはあまり長続きはしない。
ユアからいつも振っちゃうんだよねー。