甘いシロップと香辛料
「はい…、って咲!?」
少し驚いていた薫。
あたしは、少し出れないか聞いたら、薫はすぐに出てきてくれた。
そして道を散歩した。
無言だった。
言わなきゃいけないけど、勇気が出ない。
そのとき、薫が口を開いた。
「ユアって、いいやつだよな。」
「うっ、うん…」
「俺さ…ユア…」
その続きが聞きたくなかった。
だから言った。
「薫!」
「ぇっ、ん??」
「あたし…隠してた…あのね!!あたし薫がスキなんだよ!!!」
慌てていって、早口だった。
ちゃんと伝わったかな??
少し不安になり、顔を少し開けた。
踊り他表情をしている薫。
振られるかな?
多分無理だよ…。
でもね、後悔はしないよ…。
だってね、
今、あたしのことを
しっかり薫が抱きしめていてくれてる…。