甘いシロップと香辛料
それから、楽しくて
嬉しくて
幸せな毎日が続いた。
ユアは、あの日、先輩によりを戻そうといわれたらしい。
でも、あたしと薫には相談ができず、
ソウマ君がいい相談相手になっていた。
そんな2人を見て、少しお似合いだと思った。
はぁー…、本当にたのしい。
3人に出会っていなければ、
こんなに楽しい思いはできなかったんだろうな…。
でも、あたしはまだ言っていなかったんだ…。
あたしの消し去りたい、過去…。
薫には伝えていなかった。
あのころの…、
薫に会う前の、乱れた生活。
それは、どうしてもいえなかった。
言ったら、嫌われる?
そんな不安が募っていた。