甘いシロップと香辛料
「よし、咲、勉強するかっ!」
せっかくの時間なのに…、
あたしは薫に付き合ってもらいお勉強TIME。
はぁー…どうしてこうなる…。
デートは?
お預け??
あたしは少し頭を抱えてからシャーペンを動かした。
でも、このページはあたしが休んでいたときの問題。
シャーペンはまったく動かない…。
そんなあたしをみながら、薫は少し笑い、優しく教えてくれた。
そして、あたしはなんとか課題の3枚のプリントを終えた。
薫は、自分のプリントをもうとっくに終わらせてあたしに付き合ってくれた。
「あっ!!もう7時ッ!」
薫は時計をみておどろいた。
いつの間にか、ものすごい時間がたっていた。
「今日、時間やばいの?」
「いや、まだ平気ッ」
そういって薫が笑った。
あたしは安心した。
あたしは、もう少し勉強に付き合ってもらった。