甘いシロップと香辛料
スパイス
あたしは早く帰りたいので少し強引にミユチャンの手を引っ張っている。
ミユチャンはその間も自分の話をいっぱいしてきた。
聞くのは慣れているし嫌ではなった。
そしてあたしはミユチャンを駅まで送り届けた。
「ありがとうございましたぁ!」
深々と頭をさげ帰ってゆく。
はぁー・・・今日は疲れた…。
あたしは家に帰ろうとした。
「咲ー?」
後ろから呼ぶ声。
そこには2人の男と1人の女子がいた。
「和哉(カズヤ)、拓斗(タクト)。由美(ユミ)、」
3人はあたしのところにやってきた。
3人はあたしが街中を歩いているときに出会った。
もう、長い付き合いかな?
タクトとユミはカレカノなんだ。
カズヤはフリー。
うちと一緒。
ユミはすごいきれい。
タクトとカズヤはイケメンだね。
チャライし。
「なぁー咲、久しぶりにユミん家であそばね?」
カズヤがあたしの方に腕をまわし言ってきた。